三郎記念クリニック
三郎記念クリニック
患者さまの声
患者さまの声
I.A様  女性 62歳
「透析なんか絶対イヤ!」からの「始めてよかった!」

私は透析を始めて、まだ2ヶ月です。漸く生活のリズムに慣れてきたところです。以前、仕事で透析患者さんとかかわることがあり、「透析は大変やなぁ」と思っていました。ところが、2年程前にかかりつけ医から「腎臓の働きが悪くなってきている」と専門医のいる病院を紹介されました。それからは、腎機能がどんどん悪くなり、それでも「透析は絶対イヤ」と激しく抵抗しましたが、腎性貧血を引き起こし、救急搬送されることに。。。
透析を始めたら、「週3回計12時間自由がなくなる。。。」「何もできない。。。」「これからの私の人生はどうなるんだろう?」と不安だらけでストレスを感じていました。そんな折、介護が必要になってきた高齢の両親が、私の体調を案じるがために、自身の体調を崩すことになり、「これ以上、親に心配かけられないし、少しでも長生きして 親の面倒を見たい。」と思い、透析を始める決心をしました。
透析を始めるタイミングで、平日は実家、週末は神戸の自宅で過ごす生活が始まりました。そのため、このエリアの透析クリニックの情報が全くなく、病院の担当者さんに「実家から近くて送迎をしていただけるところ」を条件として、探してもらいました。
最近やっと親の介護と自身の透析という新しい生活に慣れてきたところです。平日は、親の介護をしながら、自分の食事管理をきっちり行い、週末は神戸の自宅に戻って、体を休め、美味しいものを食べるようにしています。
今言えることは、「透析を始めてよかった!」ということです。始める前の体調は、常に余り優れず、その為、食欲もなかったのですが、透析を始めてしばらくしてから、体調は良くなるし、食事もおいしくて、困るくらいに食欲が出てきています。
そして、透析を完全に拒絶していた私が透析を受け入れた今だから言えること、一番大事なことは「気持ちの切り替え」です。「透析はイヤ」と後ろ向きに考えるのではなく、やらなきゃいけないし、やると決めた以上、前向きに考えるべきです。「透析で時間がなく、何もできない」ではなく、「透析以外の時間をどのように過ごそうか」、「週末くらい、少し、はめを外しておいしいものを食べよっと。」とか。
今では、透析をしっかり受け入れて、家族を安心させたい、楽しく生きていきたいと考えています。