三郎記念クリニック
三郎記念クリニック
患者さまの声
患者さまの声
K.M様  女性 75歳
「おとーさん、ありがとう!」

私は中学2年生のころに腎臓病と診断され、それ以来、通院生活が始まりました。当時、いろいろ心配事はありましたが、お陰様で、結婚・出産を経て今日まで幸せな生活を送っております。透析は58歳から始まりましたが、それまでの44年間の通院生活と、元来、あまりくよくよしない楽天的である性分のお陰で、週3日の通院は抵抗なく受け入れることができました。
昔は、自宅近くに透析クリニックがなかったため、「じゃあ、透析行ってくる!」とおとーさんに声をかけて、自転車→電車→自転車を乗り継いで、明石にある透析病院まで通っていました。その生活が2年続いたとき、自宅近くに三郎記念クリニックが開業したため、転院してきました。今は、クリニックの送迎サービスを利用して15年通院しています。
透析を始めて、丁度、17年になりますが、透析をしているから不便と感じたことはありません。透析直後はしんどい時があるので、家へ帰って少し休んでから、その後、買い物に出かけたり、家事をしています。料理を作る時には、初めに下味をつけたところで自分の分を取り分けておき、その後、家族の料理には味を足すようにしてきました。週3回の透析に時間を取られますが、それ以外は自分の時間ですから、好きなことをいっぱいしてきました。北海道や沖縄など家族で行く旅行・ご近所さんと行く近場の旅行など、年数回、旅行を楽しませてもらいました。また、野球が大好きで、高校野球や阪神タイガースの応援に甲子園球場通いもしていました。周りの人からは、「あんた、透析しているのに楽しそうやな」と言われるくらいに、遊んで楽しく過ごしてきました。この楽しい人生を送れてきたのは、優しく見守ってくれたおとーさんのお陰です。今、おとーさんは介護が必要になっていますが、透析をしながら、私の手でできる限りの介護をしています。
かつて、人工透析が必要になると言われたとき、「生涯続けなければならないって、これからどうなるのか?」、事前に説明を受けていましたが、週3回の透析が、実生活でどのように影響するかは経験が無いため、不安しかありませんでした。透析をしていく上では、通院は勿論ですが、食生活の制限などを守らなければなりません。でも、それをちゃんとしていれば、普通の日常生活ができます。つまり、楽しく生きていけるのだと考えるようになりました。また、クリニックには、お医者さん、看護師さん、臨床工学技士さんがおられ、いつも親身に相談に乗ってくれるので、安心です。
今では年を重ねて、以前のように旅行に行きたいと思わなくなりましたが、生きていれば、楽しいことはたくさんあります。まだまだ、透析頑張ります。
そして、おとーさん、これまでありがとう!そして、これからもよろしくね!